仕上げ – フィニッシング(Finishing)
革の最終的な仕上げ方法として以下のようなものがあります。
■素上げ調仕上げ / natural finish
ほとんど仕上げ剤を使用せず、フェルトバフなどでツヤを出したもの。
■アニリン仕上げ / aniline finish
銀面の繊細なパターンを活かすよう、顔料を含まない鮮明な染色(主にアニリン染料)と仕上げ剤を施し、キメ細かくソフトに仕上げます。透明感があり自然な美しさに仕上がります。弱点としては、シミなど耐水性が弱いこと。
■顔料仕上げ / pigment finish
革を染色した上からさらに顔料(不溶性の着色剤)で塗装したもの。銀面のキズを隠し、この上から均質な着色ができるため広く使われています。
■グレージング仕上げ / glazing finish
メノー、ガラス玉などのローラーによって銀面を重圧し、光沢のある銀面をつくります。
■アンティーク仕上げ / antique finish
ムラ模様などをつけた仕上げで、使い古したような印象を与える加工。キズを付けたり、大胆に洗ったりするような加工方法も含まれます。
■メタリック仕上げ / metallic finish
メタル調に仕上げた革。