スタッフBlog

東京は、1日中雨でした。
いよいよ、入梅か?
ジメジメした陽気が手薬煉引いて待っているような
今日の空です。

こんな季節は、革の上がりもちょっと停滞気味なります。
お客様にお待ちいただくことの無いよう、
しっかりと在庫管理して
早めの染色を心掛けていきます。

なにせ、栃木レザー社の革は、
すべて自然の状態で乾燥させていますので、
こんな季節には、時間を必要とします。
(一部、扇風機、ヒーターなど文明の力も使用していますが)



強制乾燥させると、革が縮み平らな状態に仕上がらないからです。
ですから、自然の成り行きにまかせて
じっくりと乾燥させていくのが、
よい革つくりには欠かせないのですね。

洗濯物も、太陽の光で乾燥さえると気持ち良いですから、
革もじっくり水分が抜けるまで自然の風で
ゆっくり乾燥させます。

ほんとうに手間隙かかる素材です。

桜吹雪がまるで雪のように、
枝から空に向かって吹き上げられていきます。

東京は、今晩より雨の予報ですので
桜の花も今日まででしょうか。

さて、気温が高く外にいるだけで
のどが渇いてきます。
昼間からビールというわけにもいきませんので
水で我慢しています。

最近は、東京の水道水も昔に比べると
美味しくなったとか、
でも、コンビニや自販機で冷えたのをつい購入してしまいます。
贅沢なことをしていますね。

ところで、
革をつくる際に水はなくてはならない大事なものです。
原皮を戻すところから、染色工程まで水は必ず必要となります。

栃木レザー社ではこの水を昔から地下水を利用しているそうです。
この水の成分こそ、栃木レザーの革の風合いをだしている
大きな要因のひとつだそうです。

栃木の地下に眠る水が、この風合いのある革を作り出していると考えると、
同じタンニンなめしの革でも、その土地によって違う風合いの革になるということですね。
革つくりとは、実に奥が深いものだと感心させられます。

ちなみに、革を作る際に使用した大量の水は
様々な工程を経てきちんときれいな水にして
川に戻しています。

その辺のところは、いずれ詳しくご報告いたします。

日も暮れてきましたので、
そろそろ、美味しい水に麦を入れて発酵したものを口にしたいと思います。



某書籍を読んでいたら、
革の種類の項目に「多脂革」の説明が掲載されておりました。
なんとなく読んでいましたが、
当店で販売しているものとはちょっと違うなと思いまして
今日から当店の「多脂革」について何回かに分けて語ってみようと思います。

革の名前は、一般名称が多く非常に曖昧なところであります。
その名称が間違っているとは思いませんが、
革ができるまでの工程により、かなりの差があるということ理解しなければなりません。

特に当店で取り扱っている植物タンニンなめしの革については、
大きな差が出るなめし方法ではないでしょうか。

当店はご存知のとおり栃木レザー社の革を取り扱っております。

栃木レザー社は、国内随一のピット槽式植物タンニンなめしのタンナーです。

タンニン槽は160にも及び、日産200頭以上の生産が可能です。
(半裁革で400枚以上の生産となります)

ブラジル産のミモザを使用し約20日かけてゆっくりとなめしていきまが、
この段階で、出来上がるものが栃木レザー社のヌメ革となります。
(当店では、ワイルドレザー、オイルレザー、地生シュリンクレザーとなる素となります)

ここから、当店専用のタンニン槽で更になめし工程を続けていくのが
多脂革となっていくのです。

その詳細については、また後日に語らせていただきます。









お客様に差し上げている
定番品のカットサンプルが少なくなってきました。

暇な時間を見つけて裁断してもらっていたものを
1枚1枚並べて組上げていきます。
結構、種類があるので大変です。



完成しました。

もちろん、自分でやっているわけでありませんが

ご希望のお客様はお気軽にお問合せ下さい。

百聞は一見にしかずです。
革の感触を確かめてからご注文お待ちしております。
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